ロマンスの神様(ただの根暗陰キャラ理系院生)の随想録

本を読んで思ったこと、日々生きていて感じたこと

言葉の手垢。言語化によって捨象される情報、付加される情報

ライフシフトについてのまとめを前回エントリで載せた。

maedahi.hatenablog.com

ライフシフトの要点は〜で、伝えたいメッセージは〜です。私は〜に疑問を持って、〜に共感した。こんな記事をたくさん見ます。〜を埋めるのはとても難しいし、筆者も推敲を重ねてそんな記事を紡いだのもわかる。

しかしながら、読書の感想を言語化することによって捨象されてしまう情報があると思う。いろんな色眼鏡をかけたいろんな人が情報を発信していることが恐ろしくなる瞬間がたまにある。皆さんはそういう瞬間はないですか。。。 

というわけだ。他者によるまとめを鵜呑みにせず、原典にあたろう!一時期有名になった東大教養学部長の式辞でも自分の目で原典を確認する重要性についてユーモラスに語られていたし...

平成26年度 教養学部学位記伝達式 式辞 - 総合情報 - 総合情報

しかしその原典すら、著者の思考の断片というかある側面からの射影に過ぎないと思うと、、、はあ難しい笑

**************************************************************************************************

一方で、言語化してしまうことで、無意識に貼られてしまうレッテルもある。 

「普通がいい」という病~「自分を取りもどす」10講 (講談社現代新書)

「普通がいい」という病~「自分を取りもどす」10講 (講談社現代新書)

 

 例えば10円玉は新品の時にはピカピカに輝いている。それが多くの人の手に渡って使われてるうちに、次第に手垢にまみれ、錆びてくる。10円玉と同様に、言葉も流通されているうちに、いつのまにか手垢や錆が付着してしまうものらしい。通常、言葉の手垢というのは「ある世俗的な価値観」のことらしい。例えば上の本のメインテーマである「普通」に関しては、「普通はいいことである」「普通は幸せだ」「普通は多数派だ」のように、数多くの世俗的な価値観が背後にある場合が多い。

つまり、我々が何気無く使う「普通」という言葉には、さらに「標準的な」「社会適合している」という価値観をも含んでいる。この手垢のようにこびりついた価値観こそ、人を縛り苦しめる。

私は自分のこと頭がおかしいと自認して誇りに思っているけど笑、「普通」ってなんだ?「頭おかしい」ってなんだ?笑 病気の人が本来は健康で、健康な人が本当は病気なのかもしれないし。

 

普通なんてないと思うし、やっぱりみんな違ってみんないいと思う!世界中のみんなが、みんな違ってみんないい!と思たらもっと平和な世の中になるだろうに。

金子みすゞ万歳!